吉原 多恋人倶楽部『森田涼花』ブログ

吉原 多恋人倶楽部で働く『森田涼花(もりたすずか)』のブログです。

  1. お酒
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静岡酒まつり 2019に今年も参戦してきたのだよ。



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こんにちは、涼花です!


新潟の酒飲み旅から帰って来て数日、縁あってか久々に同業の友人と朝まで飲み交わした翌々日の話です。

私は去年も訪れた「静岡酒まつり」というイベントに足を向かわせました。

前回は同志がある事情で行けなくなった代わりに参加をさせていただいのだが、
今年も有難いことにそのチケットを貰い受けたという事です。

先日は昼間過ぎまで、布団から身体が起こせない状態だったというのに、いくら酒好きといっても私もよくのけのけと行ったものだと思います。。。



“タダ酒ほど美味いものはない”という信念で少し重い身体を引きずりながら現地に到着したのは受付30分間前。




先に並んでいた参戦者たちを見てみると、
酒好きを象徴するように酒造のTシャツを着た人、
何故か甚平と麦わら帽子を身に付け大正浪漫を表現する人。
ひたすら酒名鑑を読書する人。

やはり気合を入れて並んでいる人達は皆ある意味ツワモノ揃いなのだと痛感をします。。。



受付15分前になると急に人がぞろぞろと現れ、列は早くも折り返さてました。

昨年の経験からか早すぎて向かっても暇を持て余してしまうし、かといって時間ギリギリに着いても長蛇の列である事が予想が出来たので実に丁度いい時間だったと ほっと一安心です。


開場されると、今年の参加酒蔵がまとめられた冊子と専用のお猪口。参加者である事を証明する二重丸のシールを手渡されました。

ちなみにこの二重丸シールを胸に貼り付けていると何度でも再入場が可能となっています。
お手洗いの心配の他にも、時間がある方は休憩がてら外の飲食店で肝臓を休めちびちび飲むと言った楽しみ方もオススメです。





さて、いよいよ平常心を保ちながらもお目当ての酒造の前に歩み寄ります。

こちらも去年の傾向と同じで“磯自慢”に断トツの長蛇の列が並んでいました。
無論私も同じであり、4列目をゲットすることに成功。
やはり最初の乾杯酒は、プレミアムな日本酒を味わいたいものです。


また、次点に長かったのは“杉綿酒造”。
こちらは開会の次点ではないですが
乾杯後酒蔵を全体を回っていると中々の長い人集りが出来ていたのが印象的だったので もし来年参加されるのであればご参考までに。




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例年通り開会の言葉をBGM程度に聞き流した後、皆静かにお猪口に注がれた酒を口に付ける。
透き通った中にもしっかりと含みのある豊かな香りが口の中に広がり多福感に包まれます。
やはり磯自慢の純米大吟醸は一味違いますね!



その後、順番にブースを巡るも去年は純米大吟醸に絞って楽しんでいましたが
今年は辛口と純米吟醸を飲み比べるという計画を立ててみました。

下記が今年良かった日本酒たちです。





志太泉
愛山(純米吟醸)




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問答無用で今回のNo.1であった愛山。
とにかく甘美でまろやかな味わいは口の中心地よく、ゆっくり時間をかけて飲み続けていたい気持ちにすらさせてくれる日本酒です。

それもその筈、元々栽培しにくく手に入りづらかった酒米は製造を近年まで中止されており、2017年から約6年ぶり復刻したという貴重な酒となっていたのです。


更に調べてみたところ
愛山の酒米は山田錦や雄町が先祖にあり、稲穂が倒れやすくて栽培しにくく農家泣かせだったり米自体も溶けやすくて杜氏泣かせなのだと言うから もう美味しく無いわけが無い!

ラベルのカッコよさに去る事ながら期待を裏切らないその味は是非とも心から推薦したくなるお酒でした。




若竹酒造
長い木の橋(純米吟醸)



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※酒造ブース、酔っ払って撮り忘れました←

去年もお気に入りで紹介した若竹酒造から今年も1本好みのお酒が見つかりました。

今回いただいた長い木の橋は若竹酒造らしく興味を引く奇抜な名前と裏腹に上品な米の旨味がフワッと香るも後味はすっきり爽やか!と清涼感のある日本酒もなっています。

よく好きな酒は頻繁に見つかるものですが、ここまで自分の好みとピッタリ相性が合う酒造を見つけられるいうのも酒飲み探索の喜びの1つでもありますよね。


余談ですが、ラベルの絵は蓬莱橋といい世界一長い木造の歩道橋がモチーフであり、
橋の長さが897.4m。
ゴロにすると「やくなし」→「厄無し」

そして酒の題名でもある「長い木の橋」→「ながいきのはし」→「長生きの橋」となるり縁起のある酒として売り出しているそうな。






高砂•駿州中屋
山廃仕込み純米辛口
(純米辛口)



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8月に行われたインターナショナル・SAKE・チャレンジ2019というよく分からないけど凄そうな長い名前の大会で金賞を受賞致しました酒蔵。

1,500の銘柄が集まる中でその中でも優秀なトロフィー賞を受賞と大々的に宣伝しているので多分凄いのでしょう←



今回試飲させてもらった酒は山廃仕込みというくらいなので、酵母を時間をかけて発酵させる代わりにコクとキレのある味わいがあるだそう。
口をつけてみると確かにキレッキレの鋭い飲み口に後味が不思議と渋みのある味わいなので好き嫌いは分かれそうですが
変化を楽しむにはいい日本酒なので静かにここで推薦してみました。











また、加えて今年新たに変わった点な2点。

1つは参加酒蔵に“富士錦酒造”が加わった事。


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昨年参加されていないだけかもしれませんが、一般的な純米酒を筆頭に冷やおろしや甘酒なんかにも力を入れている俗に言う時代の傾向に寄せている酒蔵です。

最大の強みはその名の通り“富士山の湧き水”を使用している点。
その爽やかでキリッとした味わいから青竹っぽさが感じられるので個人的な感想としては良くも悪くも昔ながらの静岡のお酒という印象受けました。
種類も豊富に出ているので、日本酒の好き嫌いなんか無いよ!という粋な江戸っ子にオススメです。






もう1点は、酒器販売ベースの隣に“お猪口ストラップ”販売が実地されていた事。

ただ飲んで楽しめれば良いと言う人になんかは邪魔なアイテムかと思われますが
我々のように随時メモや写真なんか撮りながら迫り来る酔いと葛藤している評論ぶりたい酒飲み達にとっては欠かせない救世主とも言えます←



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価格は意外とそれなりにする1.000円。
この高いとも安いとも言えない微妙な価格のお猪口ストラップはどうやら色んな酒蔵が集まるイベントとコラボしている様なので 色んな種類を集めてみるという楽しみ方も。


まぁ本筋としては酔っ払ってからのお猪口の置き忘れ防止なのかと思いますが
1個あれば酒場を制する勢いで本当に便利なので遭遇した方は是非!





そして、今年もそんな酔っ払いの最中 Miss SAKEのお二人に囲まれて撮影してもらいました。

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顔が隠れていますが去年よりも盛大に酔っ払っているので ほぼ目が開いていません苦笑

本当にこんな酒臭い女と一緒に写真を撮るなんて大変なお仕事だと思いつつも、、、美人オーラを両側から浴びることができて お腹いっぱいです!!←



今回の記事で紹介した様に静岡のお酒は、
美味しいものばかり&紳士淑女の社交場でもありますので 心身共に満たされる場所ですよ。

他にもお酒関連のイベントは定期的に開催されておりますので 是非参加してもらって酒の秋を実らせましょう!


涼花







  1. お酒
  2. cm: 3
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水戸での夜、居酒屋の話。なのだよ。

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無性にどこか遠くへ行きたい。

よく晴れた金曜日の朝、ベットの上でそんな衝動にかられた。
原因は、いつかの日にライブの前に読んだポールマッカートニーパンフレットの中に書いてあった言葉だ。





“僕はいつも、いちばん好きな格言は何かと聞かれるけど、答えはいつも同じだ。
『To thine own self be true(自分自身に対して正直であれ)』というシェイクスピアの台詞だ。
つまり、とにかく正直になれよ坊や、ってことだ。”

- PAUL MCCARTNEY FRESHEN UPより -







これはライターに16歳の自分に会ったら、どんなことを助言しますか という質問に対する彼の答えだった。

この時の私は、何をするにも憤りを感じ、高い壁に囲まれている様であった。
焦って出口を見つけようとするけれども、自身で落とし穴にどんどん落ちていくような。
つまり悪循環というやつだ。

そんな時に彼の言葉を見た時にハッと心に引っかかったのだ。





私はすぐに時刻表の路線図を広げた。

遠くへ行きたい。
といってもそんなに長いこと贅沢はできる訳もなく、
かといって予定だって既に入っている。金額・予定から考えてリミットはせいぜい3日くらいだろう。

まだ乗っていない路線がいいな。。。
東京の付近から視線を走らせる。

、、、、、そうだ。茨城なら何かあった時にすぐに戻れるし、気分が乗れば東北にもとべるから丁度いい。
大体のルートだけを決め、とりあえず2日間だけ宿を予約する。
準備も簡単に済ませ、朝起きてから2時間後には自宅を出発していた。






最初の1日は、只々鉄道に揺られるだけの旅。
西日に染まる鹿島線や鹿島臨海鉄道に乗り、窓を見ながらボーッとする。
耳から流れるのは出発時からずっと聴いている小林克也のラジオ「FUNKY FRIDAY」のみ。
付きまとって来る謎の空虚感から逃げるように、鉄道を乗り換えてその先へ進む。

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初日の宿泊地は水戸にした。本当であれば下館に泊まりたかったか、なかなかいい宿がなかった。
駅から徒歩10分程歩いて、3,000円の安いビジネスホテルにやっと荷物を置く。
風呂トレイ付き。歯ブラシ・ドライヤーが部屋に備え付けられているのだから自分にとっては上々の設備である。
あまり休憩をしすぎると出不精になってしまうのでそこそこに、部屋を出て居酒屋探しが始めた。



都内よりも少し冷え込んだ街を彷徨い歩く。
北口であればもっと店があるはずだが、生憎今回の宿は南口だ。
少し小洒落た店が数件並んでいるがそんな気分でもない。
脇道を入ると”あんこう鍋”とでかでかと書かれた旗にいくつも酒の瓶が並んでいる店の前を通った。

「観光客向けだな。」

ぼそりと呟いてその場を立ち去る。

こういう時に頑固に自分の価値観だけでぐるぐると歩き回るのは、同行者がいると疎まれるであろう。
つくづく1人は楽なものだと思う。





反対側の別の脇道に入ると、ポツンとその場だけ閉鎖されたような小汚い店が一軒。
バチッと私のレーダーが反応した。
おそらく大衆向けでお決まりの常連たちが通うような店だろう。
ここで決まりだな。中に入ろうとすると、戸が半分空いており少し覗いてみる。
なんと予想以上にその中は、中年のサラリーマンで賑わっており、とても入れそうなスペースは見つからない。

遅かった、、、、少しガッカリしながら店を後にする。
来た道を戻ろうとすると、さらに見逃してしまうくらいにじみな小道に一軒店があった。





観察してみると看板がやや新しい。暖簾も小綺麗であるのが妙に引っかかるが
気になったので中に入ってみる。


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ガラガラガラ。
「いらっしゃい。」

爽やかな笑顔で出迎えてくれたのは、健康そうであるのに妙に色気がある女将さん。





店内を見渡すと、10名も入ればいっぱいになってしまうようなコの字型のカウンターのみで
そこそこ常連らしき客たちで埋まっていた。
この日は女将さん一人で切り盛りしているようであった。




とりあえず、ビールを頼む。
瓶の銘柄は麒麟のクラッシックラガー。さすが分かっている。

女将さんに最初の一杯を注いでもらうという何とも嬉しいサービスに襲えきれなくなり
黒板に書かれた品書きを見ながら注文した。


名前は覚えていなが珍しい鳥の名前の唐揚げ、
厚揚げを焼いたようなもの
塩炒り銀杏をお願いする。






女将さんの様子を見ていると、絶えず常連客らしき男達から話かれられながらも
笑顔で応答し、慣れた手つきで手早く調理をしていた。
どうやらここに来ている客達は女将さんのことが大好きな人ばかりであるように見えた。

その好かれようは、ちょうど卵を切らしており卵焼きが作れない女将さんの代わりに
近くのスーパーまで買い足しに行くほど。
おそろべし、女将さん。。。



-どうぞ。

15分程で唐揚げが目の前に置かれ、そこから数分後厚揚げ焼きも持って来てくれた。

一口頬張ってみると、家庭的で優しい味わいが広がった。
単に温度だけではない伝ってくる暖かさに、思わず目を閉じゆっくり噛み締めて味わう。
その美味しさにグラスに注ぐ右手も忙しくなる。



順に銀杏も出て来た。
口に入れれば、秋が訪れていたのだと改めて実感させられる。
季節感の出る料理は、風情があって好きだ。
合わせて飲み物も熱燗にチェンジし、クイっといただく。

流れるBGMも堀江淳のメモリーグラス。
飲んでいるものは日本酒であるが
一人飲みに浸るには、まるで小説かのように十分なほどの空間であった。





女将さんに視線を戻すと相変わらず常連客との会話で盛り上がっていた。

「私の初めて買ったLPは、ビリージェルのストレージャーだったわ!」

何の内容かは置いておき、中々女将さん渋いところ行くのネ。。。
まだスマートだったビリージョエルの姿を思い浮かべながら
イントロの口笛が脳内にリフレインする。




徳利の中身が半分になる頃には、日中感じていた空虚感は薄れていた。
冷え切った心を溶かすのは、やはりこういったごく日常に溢れる人の暖かさなのかもしれない。

中々聞き応えのある会話もBGMに穏やかに夜は更けていった。





  1. お酒
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静岡地酒祭りに参上したのだよ。

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こんにちは、涼花です!

最近、森田さんは休肝日を設けていますか?という質問をいただくのですが
わりとお休みの時には一切飲まず、むしろ麦茶や水だけで過ごす日もあります。
月に2日か3日くらいですかね。。。


、、、そんな冗談はともかくとし
先日同志から素敵な天国へのチケットをいただいたのでふらっと有楽町へ行って来ました。
今回、森田が訪れた理由は「静岡地酒まつり」というイベントに参加するため。
内容は静岡県の酒造15蔵集まり、その自慢の酒を好きなだけティスティングできる
まさに天国のような企画というもの。

ある事情で行けなくなった同志の代わりに 
なら私が行くしかない!という私欲に満ち溢れた使命のもとこの場所へ訪れたのです。


いつもは本屋でしかお世話にならない交通会館の見慣れないエレベターでイベントスペースの12Fへ。
素敵なエントランスだなぁと息つく間もなく
既にそこには同一と思われる酒豪の勇者たちの姿がぞろぞろと今か今かと待ちわびておりました。


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年齢層は大体30代〜50代。男女比もそこそこ同じように見え
最近の日本酒女子ブームの傾向等から見ても、時代の移り変わり感じます。
列ではご年配のお姉さま同士が若返ったように”たくさん飲むぞ!”と楽しそうな会話が。
自分もこういうハツラツな酒飲み女性になるのかァ、、、とぼんやり苦笑いしながら徐に列に加わる。


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程なくして開場すると、専用のお猪口とそれを入れる袋。酒造ごとの酒のデータベース。
参加者であることを示す貼り付け式ステッカーをいただくことができます。

さて、開始までどうしたものか と考え込んでいると
素早く奥の窓際に荷物スペースを確保して、お目当の酒蔵に並ぶ毎年の常連おじ様・おば様達。
どこに行っても古参という存在は強いものか、、、周囲の雰囲気に早くも圧倒されながらも
無難に端っこから順にティスティングしていこうと試みてみました。



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※保管方法が悪く、折り目がやや汚いですが会場内の酒蔵の図面です。

これだけ多くの酒造が出店していると、すぐに酔ってしまうのでは? と心配になりそうですが
各酒蔵には仕込み水という名のチェイサー。ティスティング用の吐き出しバケツ。
また蔵によっては酒に合うツマミも用意されているので、大人の嗜み方をして入れば泥酔する心配は無さそうです。


下記、安全のため純米大吟醸のみに絞ってのティスティングでしたが
森田の独断と偏見で良かったオススメ酒造3を勝手ながらご紹介したいと思います。



・磯自慢

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静岡県焼津市にある酒造。
フルーティーで透明感のある爽やかな味わいの中にも深みがあることが特徴に挙げられていますが
実際に飲んでみると素晴らしく透明度が高い。なんというかスーッと喉を伝っていくのが 心地いい酒なんです。

それもそのはず、仕込み水は焼津市の南アルプス連峰が水源となっており
酒造の壁は常に最高の温度を保つため全面ステンレス張りで全室空調を完備。

ワイン並みに指定生産地とした田んぼと提携していたり、どれだけ日本酒作りに重点を置いているのか伝わってくる熱心な酒造さまです。

あのイチローも愛飲しており、我々庶民では滅多に飲めない磯自慢を毎年楽しんでいるそう。羨ましい。。。

・白隠正宗

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静岡県沼津市にある、高嶋酒造が作る日本酒。
まだ新しい酒造であり、静岡で一番若いといわれている蔵元さんが醸しています。

他の酒造さんはいくつもラインナップを揃えているのに対して なんと高嶋酒造さん非売品の樽酒で男気溢れる一本勝負。
味わい方もシンプルに冷やとセイロで蒸してお燗する蒸し燗しか無いというところが挑戦的で参加者の目を惹きつけます。

また、飲み口のキレの良さ後味もサッパリとしているのが逆に清々しさを感じさせます。
熱燗にすると香り共に若干の甘みが出ますが それでもスッキリとしたキレ味はしっかり残っていました。

これからの動きに注目の酒造であることは間違いないでしょう。




・若竹 鬼殺し

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あのSLも走る大井川の宿場町・島田で酒造りを営む大村屋酒造場。
当然仕込み水も大井川の伏流水を使用。
山田錦を始めとする各地の酒造好適米を厳選使っていたり、自家精米麹造りにはレギュラー酒から大吟醸酒まですべて10kg盛の麹箱を使用しているそうです。

ちなみに麹箱とは、お米の温度湿度をすべて均等にするために調整する道具。これを使って米本来のデンプンを糖に変えるカビ〝麹菌〟を発酵することができます。


このように何よりも手間暇かけた過程を大事にする大村屋酒造さんの純米大吟醸はなんと2種類あり、「おんな泣かせ」、「若竹PREMIUM 誉富士」となります。

酒の名前からして、絶対に強い酒だな、、、と苦手意識が湧いてしまい
失礼ながら1番最後にティスティングを後回しにした酒造さんでしたが 飲んでみると上品な甘みとふわりとした香り心よく喉を潤す。

一瞬騙されたー!!!と思ってしまうほど、ギャップに度肝を抜かれる美味しさでした。
来ていた杜氏のおじちゃんもフレンドリーでどんどん酒を勧めてくれるので、思わず純米吟醸や特別純米酒もクイッと。
これがまた、どれも笑ってしまうほど素敵なお酒たちでした。








このように文章からもお分かりになるかと思いますが、だいぶいい気分になり
積極的に自ら酒蔵さんに絡みにいったり、気前のいい参加者のおばちゃんたちと感想を交換したりと たいへん紳士淑女のイベントでございました。


最後には調子に乗ってミスSAKEの美少女たちとも撮影したり、、、



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酒を飲んだ時だけ、人見知りが治まるとはとは
森田はまだまだ淑女には程遠いようです(苦笑)


ちなみにこの後 さいたま新都心に移動しビール祭りにも出没してきました←

同志のおかげで参加できたイベントとはいえ、
思っていたよりも遥かに楽しい楽園のような場所でしたので
今度からは自主的にどんどん顔を出していければと考えています!



涼花

  1. お酒
  2. cm: 11
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森田、ヴィンテージビールを飲むの巻。なのだよ

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こんにちは、涼花です!

連日の猛暑が続く中、同志たちからいただいた酒という名のガソリンを
夜な夜な補給しながら毎日を楽しく過ごしております。

先日からお会いした方たちには”体絞る宣言”をしておりますが、
美味しい酒を飲むために健康に気を使っているようなところもあるので
全くもってノープログレムなのです!!(言い訳です…)


私の人生に酒という存在は本当に欠かせないもので
家系も含め周りも幼い頃から酒好きの大人たちに囲まれて幼少時代を過ごしておりました。

中でも今でも強烈に記憶に残っているのが、無類の酒好きである佐世保の祖父が
当時○学生を卒業したばかりの私と母を知り合いの外人バーに連れて行き、

「卒業おめでとう。これを飲めないと大人になれないんだぞ。」

そう言ってとある小瓶を私に勧めたので、それを一気に口に含んだ瞬間
強烈な臭みと痛みが舌に広がったので、なにを飲ませたんだ!? と問いかければ
何も悪びれる様子もなく蛇のようなものが丸ごと浸けてある瓶を指差すという衝撃的な体験をしたこともありました。
そう、祖父が何気なく飲ませたものとは”ハブ酒”だったのです。。。




未○年に何てことをするんだ! この酔っぱらい!! と一時期酒好きの家系を呪ったこともありましたが
今振り返ってみればいい思い出です←







そうやって大人になった森田ですが、旅をしながらその土地土地の酒を飲んだりと
やはりいい酒にたくさん出会いたいという気持ちがどんどん膨らんでいき
少々なら値の張るお酒も”一生飲めないかもしれない”という冷静に考えればそんなこともない無駄な焦りに逆らえず
購入をしてしまう見事な人間のダメレベルを自らレベルアップしていくようなりました。。。


そんな中、風の噂でまたもや先日ネットで あるビールに辿り着いてしまい
ポチってしまった戦利品を今回はご紹介したいと思います。



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『ナインティルドフォックス』

上記ビールのモチーフ九尾の元ネタでもある殺生石伝説というものが那須野には、昔から存在します。
物凄く簡単に要約すると、
九尾が美女に化けて世界のお偉いさんたちを誑かし世界を滅ぼそうとするのですが
正体を見破られ殺された後は、逆ギレして山にこもり毒を吐く巨石となって周りの生き物たちを殺しまくる
、、、というお話です。
(もっと物語をちゃんと知りたい方はこちらへ→ http://la-shuju.com/sesshoseki.html


ちなみに現在では、すっかり心は入れ替えて那須野のゆるキャラ”きゅーびー”としてご活躍されているそうです。
日本を破壊的なまでに追い詰めた九尾が観光の顔になるとは、いろいろツッコミどころ満載でもありますが
観光大使にまで就任し地元を盛り上げているようなので まぁ、良しとしましょう←



また、このビールの凄い点をざっとまとめると、、、

・世界初のヴィンテージビールらしい
・賞味期限は25年間長期保管可能
・製造年は1998年。
→すでに12年間熟成済み



パッケージは上記の写真のように、オリジナルの焼き印を付けられた檜の木箱に入っており
見るからに高級感溢れる仕様となっています。
容器はビンでなく、陶器。飲み口の先端には長期保存できるように蓋のようものが付いています。

実際グラスに注いで見ると、、、


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グラスがWHITE HOPEなのは置いといて(ちょうどいいのが無かった)
こ、濃い!色が濃すぎる!!
立ちのぼってくる香りも芳醇な何ともいえない匂いをしており、もはや麦酒らしくありません。

他のサイトでも同じような感想が書かれているが、濃いのは色だけでもなくその味も同様である。
もはやウィスキーのようないつまでも口に残る重厚感ある味わいにふわっと静かに鼻から抜ける香りは芸術の域に達していると言っても過言ではないくらいです。



でも、さすがに麦酒1本に約15Kを出すのもアレなので
手を出しにくいという方のために、だいぶ値段を抑えた1年未満の若いバージョンも存在する。



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こちらはすっきりとした味で非常に飲みやすく美味しいが、やはりヴィンテージビールを飲んでしまった後ではその差は歴然としてしまいます、、、が麦酒としてはある意味こちらの方が正解なような気もするのも不思議なところ。
贅沢を一度味わってしまいワガママになった自分の舌が非常に切なく思う。


このように金銭感覚と自身の麦酒のイメージをまさに狐に化かされたようで、おかしくさせてしまう存在ではあるが
人生において、飲んでおきたい1本であることは変わりない。
購入するのにとても度胸がいる酒ではあるが。後悔の念は湧いてこない、、、と思うので
一度味わってみてはいかがでしょうか。


ナインティルドフォックス 1998's購入ページ










  1. お酒
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青森の旅~飲み屋編なのだよ~

涼香0129.

こんにちは、涼香です!


前回のブログでは暗い感じになってしまって ごめんなさいでした。

凄く大きく捉えすぎだけども、人生終わったな くらいの勢いのショックだったのですが
コメントをしてくださった言葉を見ると やっぱりとても励まされますね。


何だか勝手に自分が焦っちゃってるのが恥ずかしく思えてしまうくらいです。


中々言葉にするのは難しいと思いますが皆さんの暖かい言葉にはいつも気持ちがいっぱいになる程癒されているよですよ、本当にありがとうございます。







さて、今月の始めは正月休みを利用して青森に行って来たので いよいよその旅について触れたいと思います!

書きたいこと沢山あるので2回に分けてみたのですが、前半は飲み屋のことばかり(笑)

カメコの独り言と思って読んで貰えれば幸いです( ;∀;)





青森の旅なのですが日にちは一泊二日で行ってきました。
今回もあまり時間無かったため、泣く泣く新幹線でスパッと短縮コースしてみたのですよ。


目的は昔から乗りたかった津軽鉄道に乗るための旅でした。
自分の実家は門限などに厳しかったため、中々外泊という許可は降りず一人暮らしを始めたら絶対に乗りたかった列車だったのですよね。 


そういう思いもあってか期待に胸を膨らまし新幹線で新青森駅→青森駅(奥羽線)→弘前駅 まで行き一泊しました。








まず弘前の知識はあまり無かったのですが土手町という昔の赤線地帯があるのですね。

夕方に到着してフラフラと良い飲み屋が無いか歩いていたのですが、正月のためどこも店は中々やっておらず。。。

寒さの中、土手町とはほど奥に迷い混み「もう無理かな」と 諦めかけた時にポツンと一件のピンサロを見つけたので、そこに丁度立っていたオジサンに 魚が美味しい店はないですかね? と訪ねたのですよ。




すると別にお客さんのわけでもないのに快くその方は教えて下さり無事に教えてもらった居酒屋に辿り着けたという訳です!


もうそこの なめろうやホヤ、煮魚が新鮮で舌に絡みついてくる程、美味しいこと(´;ω;`)
帰るときに知ったのですが、そこは店長が大の釣り好きらしく毎朝津軽海峡でとれた釣れた新鮮な魚を店で捌いて出しているそうなのです。

それは美味しいわけだ!







いい気分にほろ酔いになった頃、二件目はフラッと見つけたフォーク居酒屋へご来店。

60's~80'sの昔懐かしのレコードが店内にはズラっと飾っており、メニューもL盤に貼り付けるという拘り様。





また、ここの店の特徴的なところは小さなステージがあり、店長が生演奏をしてくれるのですが お客さんが自由にセレクトした曲をバックで弾いてくださり歌うことが出来るのですよね。



最初は人見知りということもあり、遠慮していたのですが店長にすすめられ 涼香も八神純子のパープルタウンを歌ってしまいました(苦笑)



話してみると店長さんも全国を旅するくらいな旅好きで、色んな町を見てきた中でも青森でフォーク居酒屋というのは無かったのでこの店をオープンさせたそうなのです。
  

拘りのお店で青森の夜を過ごせるなんて とっても光栄な事ですよね。
  
 

そんな暖かい人柄に触れ青森最初の1日目は更けていきました。






青森の旅、津軽鉄道編に続く。


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プロフィール

森田 涼花(もりた すずか)

Author:森田 涼花(もりた すずか)
26歳
H5 6/2 ふたご座 A型


吉原の多恋人俱楽部という店に在籍している森田涼花といいます。

大人の職業をさせていただいてますが、当ブログでは個人的な日常と趣味についてツラツラと綴っていくブログです。

若干長文気味ですがお付き合い下されば幸いです。

◾️多恋人倶楽部HP:
http://www.talent-club.com/

森田涼花が在籍しているお店のホームページです。

◾️instagram:
suzuka_noinsuta

ブログ以外の簡易的に日常の報告用に更新しています。

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