信楽高原鐵道の旅~タヌキパラダイスなのだよ。~
第3セクターが大好きだ。
鉄道好きを公言しているが、JRや大手私鉄などには興味があまり持てない。
旅の計画も、乗り継ぎをしている途中で上手く第3セクターに乗れることを目的としてプランを立てる場合が多い。
セクターについて簡単に説明すると、国営・都営が運営するのが第1セクター。JR・大手中小私鉄が運営するのが第2セクター。
そして、その両方を混合させたものが第3セクター。通称3セクと呼ばれる。
近年、少子化・利用率の減少により赤字経営が続いていることで継続が危ぶまれつつある。
頑張ってもらいたいという気持ちとは裏腹に
やはり人が少なくまったりと開発の手が遠く及ぶことがない土地を走る3セクの旅は魅力的なのだ。
今回は、そんな3セクの中から滋賀県の「信楽高原鐵道」を乗り鉄してきた。
信楽高原鐵道は、貴生川~信楽区間の山々を25分ゆっくり時間をかけて走る。
途中、建設された駅はわずか6駅しかないが、距離も去ることながら車両もディーゼルエンジンなので一駅の間隔が長い。
筆者が貴生川駅から乗り込んだ時には乗客はわずか10人ほどであった。
タヌキの絵がプリントされた可愛らしい二両編成の列車。
社内はボックス席になっており、利用者も少ないため両側から山に囲まれた絶景を楽しめる。
信楽駅といえば信楽焼き!なんといってもタヌキでしょう!
、、、、、と言わんばかりに各駅にはタヌキの置物が。
日が優しく差し込み微睡のある風景と一緒に眺めていると、おもわずタヌキに化かされているような気持になる。。。
隣の席には、母と子が仲良く戯れており、
途中母乳が欲しいあまりに、チビくんが母親の胸をポロリさせてしまったのを見てしまう。
慌てて目をそらした筆者だったが多分、、、、いや絶対バレていたと思う。。。(プライベートでは、下は苦手)
この後、この親子がとんでもない奇跡をもたらしてくれるのでお楽しみに。
信楽駅に到着すると、ここぞといわんばかりにタヌキが!
左を見てもタヌキ。右を見てもタヌキ。なんなら、ひょっこりカエルまで紛れ込んでいる。
駅を出ると公衆電話が箇所にちょこっとあるのみであるが、それもタヌキ。とにかくタヌキの主張が激しい街となっている。
すでにこれだけだけでも賑やかな雰囲気を醸し出しているが今後の旅のプランが控えているため、信楽駅には40分ほどしか滞在することが出来ない。
駅前をひたすら歩くが、陶芸の店が連なるばかりで食べ物屋は、駅前の少しお高めの怪しい牛すき屋か蕎麦屋しか無かった。
仕方がなく蕎麦屋に入ると、店内はシンプルな古民家風で良い雰囲気。
キリッとパワフルな風貌の女将さんが出てきて 軽くお喋りをすることができた。
どこから来たの?と聞かれ、東京です。と答えると どうやら東京からテレビ局の取材がちょうど来ているらしいのだ。味も評判の蕎麦屋らしい。
テレビ局か来る前に食べ終わろうと、急いで注文したのが椎茸そば”
山だから山菜が美味しいだろうなぁ と期待はしていたが、出された蕎麦を見ると予想以上の厚さ。
なんだこの、化け椎茸は!(タヌキだけに)と驚いていると「ここら辺では当たり前よ~」と得意気に女将さん。
厚さも勿論だが、味も濃厚で風味豊かである。蕎麦もキンキンに冷えていて歯切れがいい。
また、極めつけが、お稲荷さんとお通しの漬物。
皮が取れにくく女性でも食べやすいように作られたお稲荷さんは、ほんのり甘い。
しし唐辛子とキュウリの漬物は辛味はそんなになく、野菜本来の味を残しながらも食感がいい漬物となっている。もう最高すぎる。。。
お腹一杯になり店を出る頃には、テレビ局が入り口でたむろしており しれっと駅へと向かう。
予定の列車を待っていると、可愛らしいわんこがやって来たので声をかけてみた。
飼い主のおばちゃんも良い人で写真を撮らして貰ったのだが、よーく近くで見てみると タヌキそっくり!
いやぁ、信楽だけに最後にこのオチ。素晴らし過ぎる信楽。
タヌキわんこのお友達も後から加わり、仲良くなり最後に鉄道が出発するまで
手を振るお見送りもしてもらい、なんて暖かい町なんだと心がホッコリ。
他の私鉄でも有り得るかもしれないが、人との距離が少し近くて、優しい気持ちになれる。それが3セクの旅なのである。
○後日談
そうそう、上記の記事でも書いた信楽高原鐵道で出会った親子のお話。
3日後、場所を移動し奈良公園で鹿と戯れていた時である。
何だかんだローカルが言いといっても、やっぱり観光地になるところはそれだけの理由があるなぁとスッカリ観光客に染まり、定番の“鹿せんべい”をあげていると
「こんな偶然ってあるんですね。」
と何やら女性の声が。
振り向いてみると、どこかで見かけ事があるが思い出せない。
知ったかのように 「あーーー!!!」なんて発してみると、
「信楽の電車で隣に座ってた者です。」と説明をしてくれ、お母様のポロリの記憶が鮮明に駆け巡った←
3日後の意図せぬ再会は、本当に奇跡としか言いようがなく
この日は、母と子の他にも父親と一緒に楽しそうに遊んでいた。
「また、信楽に来てくださいね。私、信楽に住んでいるので。」との気遣いがこもった言葉に感動し
「絶対にまた行きます!」と言葉を交わしたのであった。
フィクションのようだが、リアルノンフィクションであり
来年も信楽に訪れる事がちょっとした夢になったのは、ここだけの話。
そうそう、上記の記事でも書いた信楽高原鐵道で出会った親子のお話。
3日後、場所を移動し奈良公園で鹿と戯れていた時である。
何だかんだローカルが言いといっても、やっぱり観光地になるところはそれだけの理由があるなぁとスッカリ観光客に染まり、定番の“鹿せんべい”をあげていると
「こんな偶然ってあるんですね。」
と何やら女性の声が。
振り向いてみると、どこかで見かけ事があるが思い出せない。
知ったかのように 「あーーー!!!」なんて発してみると、
「信楽の電車で隣に座ってた者です。」と説明をしてくれ、お母様のポロリの記憶が鮮明に駆け巡った←
3日後の意図せぬ再会は、本当に奇跡としか言いようがなく
この日は、母と子の他にも父親と一緒に楽しそうに遊んでいた。
「また、信楽に来てくださいね。私、信楽に住んでいるので。」との気遣いがこもった言葉に感動し
「絶対にまた行きます!」と言葉を交わしたのであった。
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- 2016.09.15 (木) 00:06
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このコメントは管理人のみ閲覧できますプロフィール
Author:森田 涼花(もりた すずか)
26歳
H5 6/2 ふたご座 A型
吉原の多恋人俱楽部という店に在籍している森田涼花といいます。
大人の職業をさせていただいてますが、当ブログでは個人的な日常と趣味についてツラツラと綴っていくブログです。
若干長文気味ですがお付き合い下されば幸いです。
◾️多恋人倶楽部HP:
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